記事ID7253のサムネイル画像

250cc4気筒エンジンのカワサキバリオス!気になるその燃費は?

バリオスと言えば、250ccなのに特徴的な4気筒エンジンを持つカワサキのバイクです。規制により現在は生産されていませんが、そのエンジン音やデザインに今なおファンが絶えません。今回はそのバリオスの燃費を実燃費も含めて紹介していきます!

バリオスって?

カワサキバリオス

本題に入る前に、バリオスの基本的なことを紹介します。

バリオスはカワサキが1991年から生産・販売した250ccのバイクで、
残念ながら2007年に生産終了となっています。

排気量は250ccですが、力強い加速性能を持ち15000回転で最高出力45馬力(規制後40馬力)を発揮するなど、現代の同クラスのバイクよりも走りを重視する作りになっています。
軽量な車体に加え、シートも低いため足つきが非常によく、初心者にも扱いやすいです。

そのネイキッドスタイルや高回転時の甲高いエンジン音など、生産が終了した今でもファンが多い人気のバイクとなっています。

バリオス エンブレム

バリオスという名前は、ギリシア神話に登場する不老不死の神馬からきています。
燃料タンクにはその神馬をイメージしたエンブレムがついています。

バリオスの燃費は?

基本をおさらいしたところで、早速バリオスの燃費を見ていきましょう!

バリオス メーター

1991年式のものでカタログ燃費は51.5km/Lとなっています。
これは時速50kmのときのものなので、実燃費はカタログ燃費と違うかもしれませんね。

1997年にバリオスⅡへとフルモデルチェンジしましたが、その前の1996年のものもカタログ燃費は同じになっているようです。

では次に実燃費を見ていきましょう!

・平均して17km/Lです。
・街乗りだと大体20km/Lで、比較的すいた道路でツーリングする場合などは24km/Lくらいです。
・燃費に関しては乗り手に大きく左右されます。
・レッドゾーン付近まで回して運転すると、12km/Lくらいになります。

大体街乗りだと20km/L弱、ツーリング等比較的ストップ&ゴーがないときはそれ以上走るようですね。
ただ、最大回転数が高いこともあり、その燃費は人それぞれかなり違ってくるというところでしょうか。

バリオスの乗り手の燃費評価は?

バリオスの公式燃費と実燃費を見ましたが、乗り手はこの数値についてどのように思っているのでしょうか?乗り手の声をまとめました。

バリオス

・ちょっと不満です。
・いい方だとは思いますが、250ってことを考えたら少し悪いかな。
・まあまあかな・・・でももう少し走ってほしかった。

評価としては中の下といったところでしょうか。
高回転を楽しもうと思うとやはり燃費は悪くなってしまいますし、難しいところです。

また、燃費とは直接関係ありませんが、メーターがないもしくはあまり正確でないということからガソリン切れを気にする乗り手の方も多く見られました。

バリオスを低燃費に乗りこなすには?

不満の声が少し目立ったバリオスの燃費評価ですが、少しでも燃費をよくするためにはどうすればいいのでしょうか?
バリオスを低燃費で乗りこなすための方法を見ていきましょう。

バリオスⅠ 型 93年式 ダイシンマフラー アクセルレーシング、走行、加速

回転数を抑える

高回転にするとやはり燃費は悪くなるので、大体5~6000回転、時速50km~60kmほどにするといいようです。

また、一定速度である程度の距離を走行するときは 出来るだけトップギアを使うよう心がけてください。
ストップ&ゴーが多いときや上り坂などの例外を除いて、原則 トップギヤで走行します。
ツーリングの場合は時速40km走行でも6速を使用することにより、燃費は大幅によくなります。

運転の仕方を見直す

当然ですが急発進や急加速は燃費を悪くします。
運転をする際はいつもゆっくり走れるとは限りませんが、この点だけでも気を付けましょう。

具体的には、優しく加速し、次のシフトアップしたギヤで走れる最低回転数でシフトアップをくり返していき、一定走行になったら絞れるだけスロットルを絞って走行・・・という感じです。

エアーフィルターの点検をする

バリオス エアーフィルター

燃費をよくするだけでなく、バイクを大事に使うためにも整備はかなり重要なことです。

整備といってもいろいろありますが、特に重要なポイントはエアーフィルターの清掃・交換をしっかりすることです。

エアーフィルターはキャブレターが吸い込む空気に含まれたごみやほこりを取る働きをするところです。ここが詰まっていると燃費は非常に悪くなります。
要するに、フィルターが詰まって空気が吸い込みにくいとうまくガソリンと燃焼が起こせないのです。
ガソリンが不完全燃焼することによりエンジンにも悪影響を及ぼしますのでここはしっかりしておきたいですね。

バリオスは湿式フィルターですがバリオスⅡの乾式フィルターを使っている人もいるそうなので、中古車の清掃をする際にはチェックが必要かもしれません。
メンテナンスの目安は3000kmごとです。

もちろん空気圧のチェックなどの基本的な点検や、プラグの点検なども行ってください。

燃費が非常に悪いとき、加速が悪いときは整備不良の疑いがあります。
分からないこと、不安なことがあれば購入店など詳しい人にどんどん聞いてみましょう!

バリオスのライバル車の燃費

ホンダホーネット250

燃費・・・32.0km/L
実燃費・・・平均20km/L前後

バリオスとホーネットどちらを買うかで悩んでいる・・・という人も多いというバリオスのライバル車。
燃費の面ではどっこいどっこいのようです。

ホンダVTR250

燃費・・・40km/L
実燃費・・・29.10km/L

こちらは比較的新しいことや2気筒ということもあり燃費はいいですね。
乗り手の方も満足しているようです。

カワサキニンジャ250R

燃費・・・40km/L
実燃費・・・28km/L

バリオスから乗り換えた人も多いというニンジャ250Rです。
こちらも燃費はいいようです。

バリオスの燃費をライバル車と比較してみてどうでしょうか?
やはり規制もあり最近のバイクの燃費にはかなわないようですが、4気筒エンジンということを考えるとそこまで悪くはないのではないでしょうか。

バリオスの燃費の結論として

バリオス

バリオスの燃費というものを考えるとき、やはり「高回転の運転の気持ちよさ」と「燃費の良さ」は反比例になってしまいます。
燃費が・・・なんて言っていると「なんのためにバリオスに乗ってるんだ!」なんて声が聞こえてきそうです。

ですが、整備の目安のためにも、長くバリオスを楽しむためにも、節約という面からだけでなく燃費を気にするようにするといいでしょう。
それで燃費がよくなるとすればまさに一石二鳥ですよね。

燃費の面からも乗り心地の面からも快適なバリオスライフを送れるよう、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ