フォルクスワーゲンから新型シャラン発売！その詳細をまとめました

まず、シャランとはどのような車なのでしょうか？

ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンから1995年に誕生したのがシャランです。シャランは1997年に日本への導入が開始されましたが、2年後にはフォルクスワーゲンのミニバンの導入は一旦途絶え、シャランの販売も打ち切られました。一方欧州では細かい変更を受けながら、生産・販売が続けられていました。2010年に、シャランは15年ぶりにフルモデルチェンジされ、新型シャランが日本で発表されました。そして、2011年に11年ぶりに日本での販売が再開されました。2012年には、JC08モード燃費に対応し、ミニバンタイプのガソリン車では珍しく、「平成27年度燃費基準+20%」を達成し、販売台数を伸ばしました。

そして2015年9月15日に、新型シャランが4年ぶりに登場しました。新型シャランは、フォルクスワーゲンらしいシンプルなデザイン、卓越した環境性能やドイツ車ならではの高い走行性能を一段と高め、さらに安全性が強化されました。

そんな新型シャランについてもう少し詳しく紹介します。

まずは新型シャランのエンジンスペックを紹介します。

新型シャランのエンジンは、新開発の1.4L　TSIエンジンを搭載します。小型の水冷式インタークーラー付ターボチャージを搭載したこのパワーユニットは、5000~6000rpmで110kWの最高出力、1500~3500rpmで250Nmの最大トルクを発揮します。そのため、小排気量でも、高いパフォーマンスと優れた燃費性能を発揮することができます。

新型シャランの燃費（JC08モード）は、13.5㎞/Lから15.0㎞/Lに向上しました。

また、新型シャランは燃費を抑えるため、「ブレーキエネルギー回生システム」を導入しました。走行中、ドライバーがアクセルペダルから足を離したり、ブレーキをかけた際に発生する減速エネルギーをバッテリーに充電し、加速時に、充電のためのエンジンの負荷を低減し無駄な燃費消費を抑えます。

2011年のフルモデルチェンジからミニバンのガソリン車にしては、燃費が良いと評価されてきたシャランですが、新型シャランはさらに燃費が向上しているということで期待が持てそうですね。

続いて新型シャランの価格を紹介します。

先進の安全技術を標準装備。※こちらのモデルは2016年以降納車予定

アダプティブクルーズコントロールやリヤビューカメラを標準装備。後席はダークティンテッドガラスを装備。

質感高いレザー＆アルカンターラシートを標準装備。パワーテールゲートやシートヒーターを装備。

新型シャランは旧型シャランに比べて、どのような機能が備わったのでしょうか。調べてみました。

＜プリクラッシュブレーキシステム＞
ミリ波レーダーで前方を監視、先行車との衝突の危険を警告する。ドライバーが回避操作をしない場合、システムが自動的にブレーキをかけて衝突の被害を軽減する。

＜ポストコリジョンブレーキシステム＞
衝突の衝撃をセンサーが検知し、自動でブレーキをかけて車両を減速。対向車線へのはみ出しなどによって起こる多重事故の危険を低減させる。

＜アダプティブクルーズコントロール＞
あらかじめ設定されたスピードを上限に自動で加減速を行い、先行車と一定の車間距離を維持することで長距離走行などのドライバーの疲労を低減させる。渋滞などの低速域でも作動し、先行車が停止するまでの範囲で制御可能。

＜リヤトラフィックアラート＞
バックで出庫する場合、死角から接近してくる車両を検知した際、警告音にてドライバーに注意を促す。ドライバーが反応しなかったり、ブレーキが不十分な場合は、自動ブレーキを作動させる。

他にも安全機能が追加され、新型シャランは安全性をさらに強化しました。旧型と比べて、新型シャランは燃費性能の向上や新型エンジンの搭載、安全性が大幅に高められました。

新型シャランについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか？

新型シャランは、今までのシャランの機能をそのままに、さらに燃費や安全性を向上したものでした。多少運転が苦手という方でも、安全に運転できる機能が詰まっていると思います。新型シャランを購入検討している方は、参考になったでしょうか？新型シャランの良さが少しでも伝わっていたら幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました！