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理屈じゃない! 不思議な魅力の車PTクルーザー、長く乗り続けるには?

レトロな車PTクルーザー整備面からの維持費 PTクルーザーを長く乗るには維持費の問題は無視できません! PTクルーザーを所有した人の感想そして壊れやすい所や出来るだけ修理代と維持費を抑える事を重点としてまとめて見ました。是非維持費節約の参考にしてください。

PTクルーザー(1999~2010)

1999年米国で発売、日本国内には2.0Lのみ発売される。                2004年日本向けに2.4Lを発売する。同時にターボエンジン搭載のGTを発売する。日本国内向けは全て右ハンドル(GTとカブリオ以外) 2007年モデルカブリオのみ右ハンドル     2007年モデルGTを廃止。                              2008年モデルカブリオ廃止。                            2010年4月生産中止を発表。日本国内向けに最終モデル「ファイナルエディション」(限定50代) を発売する。                                  2010年7月9日生産終了。総生産台数135万台                                                               

PTクルーザー

PTクルーザーインパネ周り

PTクルーザー運転席

PTクルーザー後部座席

PTクルーザーリヤデザイン

PTクルーザー・カブリオ

PTクルーザー最終モデル2010

テンションの上がる楽しい車 PTクルーザー

古き良きアメリカの1930年代を思わせる車PTクルーザー、一見なんだこの車と誰しも思いますが一度乗るとヤミツキになる車PTクルーザー。アメリカの車は遊びゴコロがあって楽しいですね! だけどよく壊れる、修理代はバカにならない、維持費がかかる。維持費を抑えるにはPTクルーザーのメカニズムの特徴を抑え、修理代の節約、維持費につながる信頼できるPTクルーザー専門店を使いましょう。

CHRYSLER PTCruiser 2.0LTD

PTクルーザーには2.0Lと2.4Lがありますがパワー的にも2.4Lがお勧めです。PTクルーザーは通勤には不向きな車かも、セカンドカーとして使用するのに向いているかも。

2.4L直列4気筒ターボ

PTクルーザーの問題点は?

PTクルーザーを所有または中古車を購入検討中の方の為にPTクルーザーの問題点をリストアップしてみました。維持費節約の参考にして下さい。                                                                                                                                         

ウィンカーレバーのフォグランプ故障

1.キーレスが作動しない。途中からキーレスが三菱製に変更されました。         2.水温センサー故障。交換した後バッテリーのマイナス端子を外してリセットしないと警告ランプが消えない。                                 3.フォグランプが消えない。ウィンカーレバーの故障、ウィンカーレバーごと交換。   4.ABSセンサー不良、車速に関係なくブレーキを踏んで効いてしまう。ABSセンサー交換 5.ルームミラーがよく落ちる。接着不良  

スライディングルーフ付きのPTクルーザーは要注意

スライディングルーフ付きPTクルーザー

症状:ステアリングコラム周りのスイッチで操作するライト、ウインカー、ワイパー、ハザードランプが突然作動しなくなる。しかしサイドブレーキを下ろすと直る厄介な症状。  原因:スライディングルーフの設計上、大雨の時など排水能力が足りず漏れてしまう。Aピラー周りの雨漏りにより水滴がプラスチック部分を伝わり、漏れて伝わった雨水がピンポイントで運転席キックパネル内部の垂直カプラー内に浸入しカプラー内部が錆びる。     対策:垂直カプラーの防水対策が必要。

PTクルーザー 自分で出来る診断操作

診断方法はPTクルーザーのイグニッションキーを回してONーOFFを3回繰り返して最後にONの位置で止めるとメーター内のインフォメーション表示にエラーコードが表示される。異常なしの時は"done"と表示される。

自己診断、不具合コード表示される

PTクルーザー専門店

PT クルーザー

PTクルーザーの整備費用

避けて通れない整備、タイミングベルト交換。アメ車はチェーン式ベルトも多く交換不要な場合もありますが残念ながらPTクルーザーは交換しなければなりません。クライスラー推奨は16万kmですが10万km交換がお勧めです。この車はウォーターポンプの方が10万km以内に壊れる確率が高いです。タイミングベルト交換時にウォーターポンプも合わせて交換しましょう。

整備面の維持費節約

維持費節約の為に自分で出来る所はやりましょう。

PTクルーザーのエンジンマウント交換は純正品を使用

PTクルーザーの所有者でエンジンマウントを維持費節約の為に社外品を使用した為、車のエンジンの振動(アイドリング、走行時)が交換してから増えたという情報がありました。1年間原因を追求したところエンジンマウントを純正品に換えたら直る。また注意する事は3個のエンジンマウントを取り換えの際必ずパーツに位置マークを付ける事。マウント受け部の穴が誤差を考慮して少し遊びがある為出荷時最適な位置にマーキングされてあります。

維持費節約の為に少しでも安く社外品を使いたくなりますが、社外品も良し悪しがあるので注意が必要ですね。維持費節約にとらわれすぎて失敗しない様にしましょう。下手をすると逆に維持費が高くつきますよ。

タイミングベルト交換時に合わせて交換するパーツ類を写真で紹介します。

PTクルーザーエンジンマウント

交換時は不具合防止の為純正品をお勧めします

タイミングベルト・アイドラープリー・テンショナー・ウォーターポンプ

タイミングベルト交換時のパーツ代と工賃

作業工賃         7万円                         タイミングベルト     5千円                         ウォーターポンプ     8千円                         プリーセット       2万3千円                        エンジンマウント3個    2万円                         LCC(冷却水)        2千4百円                        

合計 12万8千4百円 

やはりこの様にして見るとPTクルーザーの工賃は少し高めですね。次は少しでも維持費を節約する為にバッテリー交換を見て行きましょう。

PTクルーザーのバッテリー交換を安く済まそう

PTクルーザーバッテリー

バッテリー交換は頑張れば自分で出来るかも。維持費節約につながりますよ

外車のバッテリーはいくらぐらいでしょうか? 調べて見ました。            12V 50Ah 税込13.000円、12V 62Ah 税込14.000円からあります。           

バッテリー工賃をタダにする方法

1.点検、整備、車検のついでにバッテリーを持ち込んで交換してもらう。無料でやってくれる可能性大。                                   2.JAFの会員さんの場合JAFロードサービスにお願いする。ジャンピングでエンジンを掛ける作業の一環として無料でバッテリー交換してくれます。予約時に新しいバッテリーを用意してある事を伝える。                               3.自動車保険付帯のロードサービスを利用する。JAFと同じ要領。           4.カー用品店、ガソリンスタンドでお願いする。バッテリー持ち込みで交換手数料は1.000円~2.000円位。                                  5.使用済みのバッテリー引き取りは新しいバッテリーを買ったお店で無料で引き取ってくれます。

こうやって少しでも維持費の節約にしましょう。

PTクルーザーの諸費用(税金)

PTクルーザー・クラッシック2.4Lの自動車税、重量税、ガソリン代、駐車場代などのトータル維持費の早見表サイトです。是非参考にして下さい。

PTクルーザー・クラッシック

PTクルーザーの気になる燃費は?

PTクルーザー燃費

維持費の面から見てガソリン代は大部分をしめます。もう少し走ってくれれば維持費が助かるのに・・・。

PTクルーザーの燃費は2.0L、2.4L 市街地5~7km/L、高速走行時は9~10km/L       この様にして見るとガソリンの維持費はあまり良くないですね。この車は維持費を考えたら乗れない車かもしれませんね。

PTクルーザー・カブリオ

オープンカーのPTクルーザー・カブリオもとても人気があります。いろいろ改良されて静寂性も増し加速もスムーズになっています。ルーフはボタンひとつで約10秒でオープンカーに変身できるそうです。雨などの防水対策もしっかりしているようです。またルーフ開放時の気になる風の巻き込みも少なく40km/h~60km/h位が髪も乱れる事なくとても快適です。一度は乗ってみたくなりますね。

PTクルーザー・カブリオ(オープンカー)

PTクルーザー・カブリオ(室内空間)

PTクルーザー・カブリオ(リヤデザイン)

PTクルーザー・カブリオ(使いやすい後部収納スペース)

PTクルーザーのパーツショップ

PTクルーザーのドレスアップに最適なパーツショップです。参考にして下さい

PTクルーザーのドレスアップ

PTクルーザーの総合評価

PTクルーザーメリット

1.デザインがレトロで良い                             2.十分なパワーとトルクがある、5速ギヤ比の関係で高速巡航に向いている       3.ボディのデザインの割には空力特性は良い、風切り音が少ない             4.多彩なシートアレンジが可能                           5.内装が良い、パーツが多くドレスアップする楽しみがある

PTクルーザー

PTクルーザーデメリット

1.小回りが効かない、後方確認がしずらい(狭い道でのUターンは最悪)          2.燃費が悪い                                   3.アメ車特有の電装系の故障が多い                         4.整備しずらい、エンジンルーム内部の隙間が全くない                5.修理の際パーツの値段はそれ程でもないが工賃が高く維持費がかかる

PTクルーザーの狭いエンジンルーム

整備しずらい、指が入る隙間がない

いかがでしたでしょうか? PTクルーザーを購入検討中の方、またすでに所有されている方もこの車の整備また修理面の点で少しでも維持費節約の参考になったでしょうか?
PTクルーザーの維持費は国産車の維持費よりかかるかもしれませんが理屈抜きで乗る楽しみが味わえる数少ない車ではないでしょうか?

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