「トランストップ」ホンダCR-X delSol、オープンフィールの魅力は？

　CR-Xは、本田技研工業がかつて生産、販売していた小型乗用車である。ここでは、1992年3月6日に発売開始されたCR-X delSol（デルソル）について述べます。

　それまでのハッチバックスタイルから、スイッチ操作のみで屋根をトランクルームの専用ホルダーに収納できる『トランストップ』と名付けられた電動オープンルーフを最大の特徴とした。なお、ルーフは手動で取り外す仕様もあり、こちらは取り扱いの負担軽減のため軽量なアルミ製となっている（トランストップはスチール製）。

　1997年8月、日本国内でのスペシャリティクーペの市場低迷や、北米市場向けとしてシビッククーペと競合する事を背景に、CR-X delSolは生産終了となった。

　それでは、ホンダCR-Xの性能とデザイン、乗り心地、価格について、順次紹介していきます。

　エンジンは直列4気筒横置の「D15B」と「B16A」の2タイプをラインアップ。SiRはB16Aを、VXiはD15Bを搭載する。

　ロックアップ機構付7ポジション電子制御4速オートマチックか5速マニュアルと組み合わされる。

　4輪ダブルウィッシュボーン式を採用。

　フロントはベンチレーテッドディスク、リヤはディスク（SiR）/リーディング・トレーリング（VXi）。

ホンダCR-Xの性能について、ユーザーの声をお届けします。

「B16Aエンジンはとてもパワフルで、1.6リッターとは思えない加速力を発揮します。 足回りもよく出来たしなやかな足で、タイヤが跳ねるような感覚はありません。」

「カーデザインだけでなく、走りを重視した設計思想に好感を持てます。市街地・山道・高速道路、すべてにおいて素晴らしい走りを楽しめます。」

「サスペンションとブレーキに十分な性能を持たせて、機敏で的確なハンドリングを実現しています。トルクとパワーのバランスに優れたエンジンが、快適な運転を支えてくれます。」

　ホンダCR-Xのデザインと乗り心地について紹介します。

　ホンダCR-Xの性能と乗り心地について、ユーザーの声をお届けします。

「個性的な外装デザイン、負けていない内装デザイン。デザイナーの仕事が際立っている。そして1.6VTECの快音をオープンで堪能できる。リアウインドウだけ下げても快音。束縛から逃れて自由になれるステキなクルマです。」

「シートはジャージ生地ですが、ホールド性が良く、座面もかなり低いため、ドライビングを楽しくさせてくれます。乗り心地や直進安定性も良いため、高速走行がとても快適です。」

「クローズ状態では風切り音もほとんど聴こえません。 不快な風の巻き込みも無いため、オープンのまま高速道路に入っても問題なく走れるどころか、普通の声量で同乗者と会話ができます。」

「オープン走行時はその場所の空気を楽しめ、クローズ走行時はハードトップの安心感があります。運転して楽しい、ホンダらしい素晴らしい車だと思います。」

　ホンダCR-Xの価格について紹介します。

1.5VX：1,479,600円（5MT）、1,572,480円（4AT）
1.6SiR：1,846,800円（5MT）、1,939,680円（4AT）
1.6SiRトランストップ：2,030,400円（5MT）、2,123,280円（4AT）

　ホンダCR-Xについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ホンダCR-Xは、すでに1999年に生産を終了しております。

　最後まで読んでいただき、ありがとうございました。