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地球にやさしい車!ホンダの電気自動車について、徹底調査します!

電気自動車といえば、ガソリンを全く使わないことで、地球にやさしいというイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?そんな電気自動車ですが、ホンダからも電気自動車が販売されています。今回は、地球にやさしいホンダの電気自動車について調査していきます!

ホンダの電気自動車とは?

ホンダ 電気自動車 フィットEV

電気自動車は、最新技術のイメージですが、ホンダではなんと1988年から電気自動車の開発がスタートしています。1997年にはEV‐Plusが36ヶ月のリース形式で販売されました。アメリカでは月々455万ドル、日本でも月々26万5,000円で、2台がリース契約しました。

ホンダでは、現在フィットEVの1車種を販売しています。
さらにホンダでは、超小型EVのMC-βの開発に力を入れています。
MC-βは2011年の東京モーターショーで発表した超小型EV「マイクロコミューター」をもとに開発したもので、バイクと車の中間の存在として、注目を集めています。

それでは、ホンダの電気自動車とはどんな車なのか、そもそも電気自動車とは何なのかなど。、詳しく見ていきたいと思います。

電気自動車とは?

「電気自動車」の仕組みなど、みなさんはご存知ですか?
まずは、ホンダの電気自動車の詳細を見る前に、そもそも電気自動車とはどんな車なのか見ていきましょう。

電気自動車とは?

ホンダ フィットEV

電気自動車は「EV」とも呼ばれ、このEVは「Electric Vehicle」の略称です。
ガソリンを燃焼させて駆動するガソリン車に対し、この電気自動車は電動モーターを使用して車を駆動させます。
環境問題や資源制約などが厳しくなる今の時代にとても注目されている車なのです。

ガソリン車との最大の違いは、自動車の仕組みそのものです。
ガソリン車はエンジンを搭載し、ガソリンを入れて走りますが、電気自動車は、モーターとバッテリー、車載充電器、蓄電池、制御装置などを搭載しています。
ガソリン車は走行中、排気ガスを出しますが、電気自動車は排気ガスが一切出ないため、とてもエコな車といえます。

電気自動車のメリット

電気自動車のメリットは以下の通りです。
・トルクの強いモーターを使用しているため、スムーズに加速できる。
・減速時のエネルギーを再利用できるので、エネルギー効率が良い。
・夜間の電気料金が安い時間帯を利用して、自宅で充電できる。
・エンジン音などの騒音や振動が少ない。
・エンジンルームがないため、室内空間を広くとるなど、デザインに自由度がある。
などがあげられます。

電気自動車のデメリット

電気自動車のデメリットは以下の通りです。
・車を使用していなくても、徐々に放電するため、バッテリー残量が減る。
・寒冷地では、バッテリーの性能が低下する可能性がある。
・家庭での充電に時間がかかる。
・外出先での充電スタンドがまだまだ少ない。
・バッテリーであるリチウムイオン電池は使用を間違えると発火などの危険性がある。
などがあげられます。

電気自動車のメリット・デメリットを見てきました。
自宅で気軽に充電できるとはいえ、普及の少ない充電スタンドのことを考えると、電気自動車での外出には気を使ってしまいそうですね。

ですが、やはり電気自動車の最大の魅力は地球にやさしいこと。
様々なところで「エコ」な暮らしを心がげている私たちですが、電気自動車は最大の「エコ」といえるかもしれません。

ホンダの電気自動車とは

では、ホンダの電気自動車について紹介していきます。
現在、ホンダからは「フィットEV」という電気自動車が販売されています。
このフィットEVについて紹介していきます!

ホンダ フィットEV

こちらがホンダから販売されている、フィットEV。
「ホンダらしい電気自動車」をコンセプトに掲げ、エネルギー効率・使いやすさ・走る楽しさを追求した1台です。

ホンダ フィットEVの性能

ホンダ フィットEV

電気自動車は、バッテリーの容量を大きくすれば長く走ることができますが、車両重量が重くなったり、室内空間が狭くなったり、充電時間が長くなるなどの犠牲が出てしまします。
ホンダでは、電気自動車の無駄を様々な角度から見直し、エネルギー効率を向上させ、JC08モードで一充電走行距離225Kmという優れた性能を実現しました。

このホンダのフィットEVは、普通充電(残量警告灯点灯から満充電まで)が約6時間と、非常に短いのが魅力です。
また、運転席に近いフロントフェンダー部に普通充電用リッドを設置し、車から降りてすぐに充電できるようになっています。
さらに、車の近くにいるときは、EV双方向リモコンで充電状況の確認や充電のON・OFFができ、車から離れた場所にいても、スマートフォンのアプリで、EV双方向リモコンと同様の操作が可能です。
充電の煩わしさをなくすよう計算しつくされた造りとなっています。

ホンダ フィットEVの内装

ホンダ フィットEV 内装

走る楽しさを追求したフィットEV。
内装は広々としていてシンプルなデザインとなっています。
また、気分やシーンに応じて3つのモードから選べる3モードドライブシステムを採用しています。
最大出力92KW、3.0Lのスポーツカー並みのスポーツモード、最大出力75W、2.0Lのガソリン車並みのノーマルモード、最大出力47KW、エコ運転で航続距離を延ばせるECONモードの3モード。
これなら、自分の生活に合わせてドライブを楽しめそうです。

ホンダ フィットEVの新技術とは

ホンダ フィットEV

減速時にトルクを電気に変えてバッテリーに蓄電する回生システムがあることは、メリットの紹介の際に記載しましたが、ホンダではこのシステムの向上をはかり、新たなシステムを開発しました。
それが、電動サーボブレーキシステムです。
ブレーキペダル操作部とブレーキ動作部を独立させ、ブレーキ動作部にはブラシレスモーターと低速ギア、ボールネジを採用し、高精度な液圧制御と素早い応答を可能にしました。
これらにより、ブレーキペダルの踏み始めから停止間際までの減速エネルギーを回収し、従来の回収量の8%増とすることに成功しました。

ホンダ フィットEVの販売状況は

ホンダ フィットEV

2012年8月に販売開始したホンダ フィットEVですが、こちらは販売当初より法人向けのリース販売となっているようです。
本体価格は400万円、月額リース料は5万5000円程度だということです。

ホンダの電気自動車、フィットEVは、ホンダのEV-Plusをもとに、乗る人のことを一番に考えて作られた車ですね。乗り心地や使いやすさはもちろん、パワフルさも兼ね備えている、フィットEV。ぜひ一度乗ってみたいですね!ただ、ホンダは電気自動車の販売には消極的なのだそうで、一般販売が実現するのかは現時点ではわかりませんでした。

ホンダの電気自動車を試乗した人の声

では実際に、ホンダの
電気自動車に試乗した人はホンダの電気自動車の性能をどのように感じているのでしょうか?

ホンダ フィットEV

動き出しがとてもスムーズ。アクセルペダルを軽く踏み込むと、「ガクン」でも「ドスン」でもなく、フィットEVはすっと滑らかに動き出す。また、ある程度のスピードに達して、一度アクセルペダルから足を離してまた踏み直すようなシーンでも、フィットEVはちょうどいい具合に加速を再開する。

速く、滑らかで、静か。われわれが電気自動車に期待するものが備わっている。また、少し高めのドライビング・ポジションではあるが、サスペンションの動きは滑か。これは、リアのマルチリンク・サスペンションのお陰であり、機敏なフィーリングも好印象。

停まるまで回生ブレーキが利きます。しかし、Dモードだとエコモードでもあまり回生は利かない感じでした。Bモードだとかなり強い回生が利きます(エコモードだと結構強い!これは峠などの下り向きですね)。

このように、走りだしのスムーズさや、走りの滑らかさに高評価を得ていました。
また、ホンダがこだわった回生システムの電動サーボブレーキシステムは狙い通り停止するまで回生ブレーキが利く、との意見もありました。
ホンダの電気自動車、フィットEVはあらゆる面でよい評価を得ているようです。

ホンダの電気自動車の今後は

ホンダ MC-β

いかがでしたでしょうか?ホンダの電気自動車について紹介していきました。
今後、ホンダはどのような電気自動車を生み出すのか、ますます注目していきたいですね!
実際に、ホンダは超小型電気自動車「MC-β」を発表し、2013年11月からは熊本県、さいたま市、宮古島市などで実証実験もスタートしています。

ホンダは、電気自動車の新たな分野に挑戦しているようですね。
こんなにもコンパクトな車が町中を走り回る時代がすぐ近くに迫っています。
電気自動車は地球にやさしく、これからの未来のために活躍してくれること間違いなしですね!
ホンダの造る電気自動車にこれからも注目が集まりそうです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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