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世間を騒がせたフォルクスワーゲンの新型『ティグアン』とは?

一連の排ガス不正問題で世界中を騒然とさせたフォルクスワーゲン。そんな中で登場したのは新型『ティグアン』です。日本では2015年10月28日の東京モーターショー2015でお披露目されました。その新型『ティグアン』の気になる性能とは?

新型『ティグアン』のまえに・・・

2016年導入予定のプラグインハイブリッドSUVの新型『ティグアン』。その新型『ティグアン』を紹介する前にティグアンとは一体どんな歴史や車なのかを紹介したいと思います。

ティグアンの歴史や車体について

ティグアンの市販モデルは2007年9月のドイツ・フランクフルトモーターショーにて世界初公開され、同月に発売されました。日本においては、翌10月の東京モーターショーにて参考出品という形で右ハンドル仕様が初公開されました。

ティグアンは2008年9月3日に日本仕様が発表され、同30日に販売を開始しました。近年のSUVのニーズに呼応する形で、同社の大型SUVであるトゥアレグに続く第2弾目のクロスオーバーSUVとして登場しました。

サイズ的にはベースとなったゴルフに近く、大型サイズであるトゥアレグとは違い、ティグアンは全体的にコンパクトになっています。

次は新型『ティグアン』は一体どんな車なのかを紹介します。

新型『ティグアン』は一体どんな車なのか?

それでは早速、新型『ティグアン』について紹介していきたいと思います。

新型『ティグアン』が市販向けになるのは、スポーティな性格を強調した「ティグアン R-Line」と、標準型のオンロードモデルです。

新型『ティグアン』は、MQBプラットフォームを用いたフォルクスワーゲングループ初のSUVであり、すべての面で未来志向の設計が行なわれています。

そしてさらに、新型『ティグアン』 GTEには、ソーラーモジュールを搭載しており、ソーラーシステムにより発電された再生可能電力はバッテリーに蓄えられます。それにより、電気によるゼロエミッションの走行距離が年間最大で約1,000kmも延長されることになります。

新型『ティグアン』のデザインコンセプトは『進化ではなく革新』。

新型『ティグアン』の大きさ

新型『ティグアン』のボディサイズは現行型「ティグアン」よりも全長で60mm大きな4486mm、全幅は30mm広がり1839mmとなる一方で、全高は33mm低い1632mm。ホイールベースは77mm延長されて2681mmとなっています。

新型『ティグアン』の特徴

新型『ティグアン』のアピールポイントを紹介していきます。
新型は一体どのような革新を遂げたのかをご覧ください。

新型『ティグアン』はラジエターグリルとヘッドライトを水平に配置した視覚的な効果により、これらの数値以上にワイドさを強調したデザインになり、ヘッドライトはフォルクスワーゲンのSUVとしては初となるデュアルLEDになっています。サイドビューはダブルキャラクターラインを備えたユニークなシルエット、リアは彫刻的な造形とするなど、SUVらしい屈強さを表現しています。

新型『ティグアン』は、スポーティさを前面に打ち出したインテリアは、ドライバー側に傾けられたインフォテイメントシステムで、ドライバー志向のデザインコンセプトをアピールしています。室内空間は従来型に比べて室内長が26mmm広くなっています。後席の足元空間は29mm広く、荷室容量は145Lも大きな615Lとなっています。

次は、新型『ティグアン』の特徴・アピールポイントを紹介していきます。

新型『ティグアン』のエンジン性能

新型『』ティグアン』の気になるエンジン性能を紹介していきます。
新型の新しい性能をご覧ください。

新型『ティグアン』は、150PSの1.4リッターTSI、180psおよび220psの2リッターTSIのガソリンエンジンです。1.4リッターTSIは全車FFで、2リッターTSIはFFのほかに最新の第5世代のハルデックスカップリング式フルタイム4WDの4モーションを採用し、横滑り防止装置とシステム統合されたエレクトロッニックディファレンシャルが前後輪の横方向のロック機構としての機能を発揮します。トランスミッションは6速(4モーション)もしくは7速(FF)DSGが組み合わされています。

新型『ティグアン』は、「GTEモード」では動力性能をフルに発揮させるダイナミックな特性に切り替わり、GTIさながらのスポーティなドライブも可能です。最高速度は200km/h、0-100km/hへの加速8.1秒となっています。

最後に、新型『ティグアン』を購入される方は知っておかなければならない『排ガス不正問題』について紹介していきます。

排ガス不正問題

新型『ティグアン』とは別の話ですが、知らない方のためにフォルクスワーゲンで起きた、排ガス不正問題についても紹介していきます。
新型『ティグアン』を購入される方は是非目を通してください。

2015年9月18日、アメリカの環境保護庁は、フォルクスワーゲンが、アメリカの自動車排出ガス規制をクリアするため、ディーゼル自動車に不正なソフトウェアを搭載していたと発表しました。このソフトウェアは、試験であることを自動検知し、排気ガスをコントロールする機能をフル稼働し有害物質の量が大幅に減るようになっていました。しかし、自動車が通常走行する場合は、環境基準の40倍に上る窒素酸化物などを排出していました。このように試験だけをクリアする機能はディフィート・デバイス(無効化装置)と呼ばれ、アメリカでは違法になります。通常走行でも規制に適合するようソフトウェアを修正すると、燃費の劣化、馬力の低下、および部品寿命の短縮が見込まれます。問題があるのは排ガス規制に関する部分だけであるため、運転の安全性には問題がないとされます。その後、不正車種はガソリン車に拡大し、不正対象物質は二酸化炭素排出量にも及ぶことが同社の内部調査で明らかになりました。

排ガス不正問題について

新型『ティグアン』を購入される方は買う前に直接聞いて確認した方がいいかもしれません・・・・

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