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自動運転の実用化をリードする!日産のIDS CONCEPTの詳細まとめ!

2015年の東京モーターショーにて日産自動車は、日産が目指す自動車の未来を具現化した「IDS CONCEPT」を世界に公開!環境に配慮した電気自動車に、車そのものが人を目的地へと運ぶ自動運転機能を融合させた車・IDS CONCEPTについてまとめてみました!

改めて日産のIDS CONCEPTについて紹介します!

まずは日産のIDS CONCEPTがどういう車なのか、詳しく紹介します!実は知らなかった知識も載っているかも・・・?

日産 IDS CONCEPT

涼しげなボディカラーが、クリーンなイメージのEV車によく合ってますね!

日産のIDS CONCEPTは2015年の東京モーターショーにて世界初公開された、日産のコンセプトカーです。

2013年8月、日産自動車会社社長兼CEOのカルロス・ゴーン氏は、「2020年までに、革新的な自動運転技術を複数車種に搭載予定である」と発表しましたが、このIDS CONCEPTはまさに、この計画に沿った形で作られたコンセプトカーなのです。
最新の車両制御技術・安全技術・AI(人工知能)技術を統合した自動運転技術を組み込んだ日産のIDS CONCEPTは、自動運転車の実用化を目指す日産自動車の未来をいち早く具現化させた車である、とも言えるでしょう!

日産 IDS CONCEPT

IDS CONCEPTは、自動運転車の実用化を目指す日産の意気込みを形にした車(コンセプトカ-)なのです。

それでは、これから日産のIDS CONCEPTについて、実際にどんな車なのか紹介していきます!

日産のIDS CONCEPTの性能!

まずは日産のIDS CONCEPTの性能について見ていきたいと思います!特にIDS CONCEPTはコンセプトカーという事で、搭載されている最新技術は要チェックです!

日産のコンセプトカー・IDS CONCEPT

IDS CONCEPTに搭載された最新技術とは?

自動運転の機能を搭載した日産のIDS CONCEPTは、電気自動車(EV)です。
一見するとクーペのような外観ですが、ドアは観音開きにして、タイヤをできるだけ隅に寄せた事で、4人がゆったり快適に乗車できる空間を確保しました。

日産のIDS CONCEPT

日産が掲げる自動車死亡事故ゼロを目指す「ゼロ・フェイタリティ」の実現。その理念はもちろん、このコンセプトカーIDS CONCEPTにも注入されています。
既に日産の市販車に搭載している安全技術「セーフティシールド」を、さらに進化させた安全技術を搭載しています。

日産のIDS CONCEPTの一番の特徴にして最大の見どころは、自動運転のPD(パイロットドライブ)モードと、手動運転のMD(マニュアルドライブ)モードの2つのモードがあり、どちらのモードでいくか、ドライバーが任意で選べる事です。
しかも、2つのモードによって、ステアリングやモニター画面が変化するという、まるでトランスフォーマーのような機能が設けられているのです。

例えばPDモードの場合は、ステアリングがインパネに格納されて大型のモニター画面となり、映画やTVを鑑賞しながら移動する事ができます。また、車内の4つの座席がやや内側に向き、乗員同士のコミュニケーションが図りやすいレイアウトに変化します。
そしてMDモードでは、ドライバーの前側にステアリング、メーター、ヘッドアップディスプレイがセットされ、同時に4つの座席が前方を向き、普通の自動車と同じく、ドライバーが運転に集中できるコックピット空間になります。

そして2つのモードのどちらにもAI(人工知能)が使用され、常に安全を確保するようコントロール。車両の前後左右にセンサーが張り巡らされており、MDモードで手動運転している時でも、ドライバーに対する運転支援を常時行っています。危険な状況に近づくと、安全のための制御が介入してくるシステムとなっています。
このように、日産のIDS CONCEPTは、最新鋭の技術が搭載された凄い車なのです!さすがは東京モーターショーに出展されただけの事はありますね!

それでは、ここでIDS CONCEPTについてのコメントをいくつか紹介していきます。

「ニッサンIDSコンセプト」の要となったのは“人とクルマのコミュニケーション”。自動運転の実現にはドライバーはもちろん、社会とも積極的なコミュニケーションが必要になります。日産が考える自動運転をデザインで具現化したものが「ニッサンIDSコンセプト」なのです。」

出典:http://www.nissan-global.com

「ニッサンIDSコンセプト」は、PDモードとMDモードで、異なる2つのインテリアを持っています。これは、私たちが考える自動運転を表現する上で、絶対に必要な考え方でした。」

出典:http://www.nissan-global.com

IDS CONCEPTは、日産自動車が考える自動運転車の理想形を具現化した車であるという事が、改めて分かります!

日産のIDS CONCEPTのデザイン!

次に、日産のIDS CONCEPTのデザインを紹介していきます!
性能以外で重視すると言ったら、やっぱりここ!?

日産のIDS CONCEPT

正面から見た日産のIDS CONCEPT。クーペ風のデザインですが、EV車に必須の空力性能を追求したデザインになっているそうです。

日産のIDSCONCEPT

こちらが後ろ姿です。空気抵抗を徹底的に低減するために、タイヤがかなりの細幅になっています。同様に、ボディも軽量化&低重心化を果たしています。

日産のIDS CONCEPT・PDモード

IDS CONCEPTのAIと、音声やジェスチャーによるコミュニケーションで全ての操作を行う自動運転モード「PDモード」時は、このようにステアリングが姿を消し、インパネには大型モニターが配置される状態となります。

日産 IDS CONCEPT・MDモード

自動運転のPDモードから手動運転のMDモードへと切り替わると、タブレット型端末が上部へと倒れてメーターパネルに変身、同時に格納されていたステアリングとペダルが登場する仕組みとなっています。

日産のIDS CONCEPT

自動運転車の実現のためには、社会に対して安心感を与え、受け入れられる事が重要だと言うのが、日産の考えです。
その1つとして採用されたのが、光とメッセージを使って車外に車の意思を伝える機能です。

LEDライン「インテンション・インジケーター」は、車の周囲に人がいる事を検知すると、ラインが青く発光し、さらに人へは白く点滅する光で相手を認識している事を知らせる仕組みになっています。
また、インパネ前方に配置された外向きのディスプレイは、歩行者など車外の人達へ向けてIDS CONCEPTから「おさきにどうぞ」などのメッセージを表示する事で、車の意思を伝えます。

日産のIDS CONCEPT

IDS CONCEPTのスタイリングは、EV車らしいクリーンで清潔なイメージで統一しました。氷柱パターンを施したグリルに、クールなブルーイッシュサテンシルバーのボディカラーのコンビネーションは、スタイリッシュで清潔な印象を見る人に与えます。

日産のIDS CONCEPT

日産のIDS CONCEPTは、EV車としても日産自動車の技術の粋を集めたコンセプトカーです。
軽量かつ強靭なフルカーボン製ボディは空力抵抗係数(CD値)を低減、さらに全高わずか1380mmという低重心化も実現しました。

横から見ると、大きなタイヤがスポーティーなスタイリングに一役買っているように見えますが、実際は転がり抵抗と空気抵抗を限りなく低減するために、175サイズという非常に細幅なタイヤを採用しています。
軽快感を表現したホイールに施された細かいフィンのようなレイヤーデザインは、走行中にホイール表面のエアフローに小さな気流の渦を生じさせ、空気を受け流すための工夫なのです。

日産のIDS CONCEPT

日産が掲げる環境保護のための戦略「ゼロ・エミッション」。この戦略の中心はCO2を排出しない100%電気自動車にあります。電動化技術を進化させ、ガソリン車と同等、それ以上に便利な車となるよう開発・量産する事が、日産の戦略目標なのです。IDS CONCEPTには、その進化した電動化技術が搭載されています。

まず駆動用電池はリチウムイオンで、その総電力量は何と60kWh!同社のEV車「リーフ」はノーマルタイプが24kWh、マイナーチェンジで追加されたタイプが30kWhですから、実に2倍もの容量のバッテリーを搭載している事になります。
また、ワイヤレスで充電できる非接触充電技術も搭載しており、駐車から充電までの操作を、ドライバーが車に委ねる事も可能となりました。

日産のIDS CONCEPTは、煩わしい作業も人と車でコミュニケーションを取りながら負担を分担するという、新しい人と車との付き合いの形を具現化した、まさに未来の自動車なのです!

日産のIDS CONCEPTのお値段は?

そんな日産のIDS CONCEPTのお値段は、いくらになるのでしょうか?

日産のIDS CONCEPT

残念ながら、参考出展されたコンセプトカーであるIDS CONCEPTは、現在市販化されておりません。
ですが、現在生産されている日産のEV車がフルモデルチェンジかマイナーチェンジする時、または新たにEV車を開発・生産する時に、IDS CONCEPTの技術が搭載される可能性が極めて高いと思われます。

そこで、現在生産されている日産のEV車「リーフ」のお値段を参考として出します。
グレードやオプションによって異なりますが、大体以下の通りです。

・S(30kWh) 3,197,880円
・X(30kWh) 3,648,240円
・G(30kWh) 4,018,680円

今後、日産リーフにIDS CONCEPTの技術を搭載した新モデルが出るとしたら、これよりも少し高いくらいのお値段になるかと予想されています。現在の自動車事情を考えると、大幅な値上げをする可能性は低いと思われるからです。

日産のIDS CONCEPTについて、まとめ

日産のIDS CONCEPT

ボディカラーがクールでいいですね!

いかがでしたでしょうか!日産のIDS CONCEPTの魅力を紹介してきました。これほどの技術が搭載されたEV車が本当に量産されたら、凄い事になるでしょうね!

日産のIDS CONCEPTが市販化されたら、あるいは今後生産される日産のEV車に、IDS CONCEPTの機能が搭載された新モデルが登場した時には、ぜひ試乗してご自身で体験してみて下さい!きっと乗ってみなければ分からない、隠れた魅力に気づくはずです!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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