狭山PA(内回り、外回り)のグルメ情報などをたっぷりご紹介!
2016/05/15
蛍袋
首都高最大のPA、大黒PA。現在30代前半の筆者がギリギリ10代の頃、大黒PAでは夜な夜な大音量でHip-Hopを流す車、踊る若者、大黒埠頭で腕を磨いた走り屋たちで溢れていました。規制を繰り返し、その姿はだんだんと消えた今、大黒PAはどうなっているのでしょう?
今から10年ほど前、大黒PAは夜な夜な現れる「音響族」なるものに悩まされ続けていました。首都高で最大の駐車スペースを誇る大黒PAは、彼らの格好の「たまり場」だったのです。筆者も一度現場に出くわしたことがありますが、まるで大黒PA全体がクラブハウスのようでした。ダンス、ナンパ、飲酒にケンカと、無法地帯もいいところでした。
今でも時々閉鎖される大黒PA。
大音量で音楽を流す車が現れると、すぐさまパトロールが到着して警告。それでも大音量で流すのをやめないと、PA丸ごと閉鎖となってしまいます。
そんな大黒PAですが、最近はたまに封鎖されるもその音響族の規模は段違いに減りつつあるようです。
関東運輸局神奈川運輸支局と自動車検査独立行政法人関東検査部が深夜の街頭調査を敢行し、違法改造車に改善措置を命じるなどの地道な努力のおかげで、毎週末にはドンチャン騒ぎというわけではなくなったようです。
しかし今でも「大黒PAはそういう場所だから」「大黒PAだけは特別」と、大音響での迷惑行為を繰り返す若者たちも見られます。閉鎖されると、レストランで食事している人々も追い出されてしまい、お店も営業を停止せざるをえなくなってしまいます。
そのような事態を少しでも減らせるよう、皆さんにはマナーをもって大黒PAを利用していただけるように、最初にお願いいたします。
改造車のジャンルが細分化したことも、音響族が減った理由のひとつです。アニメキャラなどを車のボディにペイントしたいわゆる「痛車」が最近の大黒PAでは多く見られます。
大黒ジャンクションをぐるぐるーっと円を描いて降りて行くと、そこが大黒PAです。
ちなみに筆者はバイク乗りですが、ここのぐるぐるがちょっと苦手です。終わりがなさそうに感じてしまって・・でもその先にはとっても美味しいパラダイスが!!
大黒PAは前述の通り、首都高速最大のパーキングエリアです。大黒埠頭出入り口以外のすべての出入りが可能となっています。
(所在地:神奈川県横浜市鶴見区大黒ふ頭15-157外)
大黒PAの駐車場の規模は小型341台、大型59台、身障者用4台とかなり多め。それに合わせてトイレも男女とも広々した造りになっています。
2008年には日本の高速道路上では初めて、電気自動車用急速充電器が設置されました。
大黒PAが広いゆえに自家用車乗り合いの待ち合わせとして利用されることも多く、併設された施設にはそれほど人が居ないのに駐車場は混んでいる、といった状況もあるようです。PA本来の目的の休憩場所として機能が果たせるよう、長時間駐車の自粛を呼びかける垂れ幕がかけられています。
高速道路の運転は無意識に頭を使っていて、思った以上に疲れるもの。疲れたときにはやっぱり甘いものを食べたいですよね!筆者だけでしょうか?いえいえそんなはずありません!
そんなスイーツ好きのドライバー・ライダーのために、2012年に大黒PAに出来たのがここ、大黒スカイテリア。おいしいコーヒーと軽食の「カフェ・ド・クリエ」、沖縄からやってきたアイス「ブルーシール」、バーガーショップ「ポッカ・ザ・キッチン」の3店舗が走りの疲れを癒します。
ブルーシールのアイスは色々なフレーバーがよりどりみどりで、とっても目移りしてしまいます。
沖縄からきただけあり、そのフレーバーも塩ちんすこうやパイナップルなど、沖縄感に溢れています。
カフェドクリエでは、サンドウィッチやスパゲティなどの軽食もあり、お茶をしながらもついつい食べてしまいます。
季節ごとのメニューもあったりして、おしゃれですよ!
バーガーをガブッといきたいお父さんにも、ご満足いただけますよ!
厚めのミートパテと太いポテト、シンプルな味付けが魅力的です。
ブルーシールなどは3階ですが、1階にも大黒PAの要チェックメニューがたくさんあります。
意外とオリジナル商品があるのも見所。これは一回行っただけじゃ食べきれないかも・・・・。
甘味噌ダレで炒めたモツがたっぷり乗っかっちゃって、大満足できそうな焼きモツ丼。
匂いを想像しただけで、よだれが・・・
この風貌、甘いものかと思いきや、その中身は豚肉、椎茸、ニラ、玉ねぎ、キャベツを生地で包んだおやきになっています。
外はカリッ、中はしっかり味がついているので小腹を満たすのに最適です!
魚介系濃厚豚骨スープにつけていただくつけ麺、しかも麺が元々スープに浸かっているあつもりです。PAの食堂なのに本格的過ぎる!
最後までアツアツをどうぞ♪
いかがです?食べたくなっちゃったでしょう?(じゅるり)
私も今すぐ大黒PAへ飛んで行きたいです。
さて、グルメを中心にお伝えしてきた大黒PAですが、食べ物以外にも見所はまだまだあります。
いわずもがな、大黒PAは横浜の海沿いの地区にあるので、横浜の美しい夜景を垣間見ることが出来ます。今は倉庫が建ってしまい見えなくなりましたが、かつては間近でベイブリッジを望めるスポットとして、大黒PAは有名でした。近いのは今も変わらないので、大黒PAにきたらベイブリッジを通ってみるのもお勧めです。
一年に一度、大黒PAで開かれる、隠れた名イベントです。
首都高で働く車が大黒PAの一角へ一堂に会し、それらに触れ合えるというもの!お子様には、制服を着て記念撮影も出来ます。
特に筆者がお勧めしたいのは、写真にも写っている高所作業車。高速道路の高架と同じ高さ(12m!)まで、実際に上げてもらえます。
いつもと違う視点で大黒PAが見れてとっても楽しいこと間違いなし!(※高所恐怖症の方はご注意ください。ベルト等しっかり装着してもらえますが、リアルに怖いです。筆者も両手は手すりにつかまったまま、感動はしたけど写真撮影すら出来ませんでした・・涙)
他にも首都高でよくみかける黄色+紅白カラーのランドクルーザー、雪などにも対応したウニモグ、パトロールバイクなども見ることが出来ます。
毎年秋頃に開催されるので、9月頃に首都高のサイトをチェックしてみると良いかもしれません。
いかがでしたか?大黒PAのことを、少しだけ知っていただけたでしょうか。
お出かけの際に、もし大黒PAが通り道にあったら、少しだけぐるぐるして降りてみて下さいね♪
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