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妊婦さんにもシートベルトは必要ですか?しなくてもいいの?

お腹の大きくなる妊婦さんにシートベルトは必要か?について調べてみました。ご自分で運転しなくてはいけない時や、健診に行く時など車を利用する機会は多いと思います。そんな時、妊婦さんにやさしいシートベルトの使い方について紹介していきます。

シートベルトについて

それではまず初めに、シートベルトにはどんな働きがあるのかおさらいしておきましょう。

シートベルト

多くの車に取り付けられている3点式のシートベルトです。

シートベルトとは、乗員の身体を座席に拘束することで、座席外へ投げ出され負傷することを防ぐためのベルト状の安全装置。自動車のほか、飛行機、ロケット、ローラーコースターなどの乗物にも付けられている。

出典:https://ja.wikipedia.org

後部座席もシートベルト着用義務化

後部座席でもシートベルト装着が義務化されました。

車の前席はシートベルトをしていないと違反になります。平成20年6月からは後部座席でも一般道関わらずシートベルトの着用が義務化されました。それは、シートベルトをしているのとしていないのでは、自分がケガや死亡する確率が大幅に高くなる・自分だけでなく自分の身体が前に飛ぶことにより前席の人にまで危害が及ぶからです。

妊婦さんとシートベルト

それでは、次に妊婦さんとシートベルトについて調べていきます。

妊婦さんとシートベルト

重大な事故でのケガなどを最小限にするためにもシートベルトはしなくてはいけないでしょう。

道路交通法では、自動車の運転者や同乗者にはシートベルトの着用義務があることは上でも説明しました。しかし、妊婦さんには「妊娠中であることにより座席ベルトを装着することが療養上または健康保持上適当でない」場合はシートベルトの着用義務が免除されるのです。
しかし、日本産婦人科学会などの専門家団体は「シートベルトが腹部を横断しないように着用すれば茂田井と胎児に係る交通事故時の障害を軽減できる」という意見を出しています。なので、基本的には妊婦さんにもシートベルトの着用が推奨されています。

妊婦さんのシートベルトの仕方

それではここで、妊婦さんのシートベルトの装着方法を紹介していきます。どのように取り付ければ赤ちゃんに負担がかからずに出来るのか見ていきましょう。

妊婦さんとシートベルト

妊婦さんでもきちんと装着すれば安全に使用出来ます。

妊婦さんがシートベルトを装着する場合…

・腰ベルトは大きくなったお腹を避けて、腰骨の出来るだけ低い位置に当てましょう。
・肩ベルトは、肩から胸の間を通して、腹部を避けて身体の側面に通しましょう。

このように装着することにより、腹部を圧迫せず、ご自分と赤ちゃんを守ります。

妊婦さんのシートベルトに関するグッズ

それでは、妊婦さんのシートベルトに関するグッズもたくさん売られているようなのでそちらを見ていきましょう。

妊婦さんのシートベルトグッズ① マタニティシートベルト

マタニティシートベルト

装着がやさしく使い方も簡単なマタニティシートベルトです。

こちらのマタニティシートベルトは、座席に固定し、妊婦さんのお腹を圧迫しないようシートベルトを着け、面ファスナーでシートベルトがずれないようしっかり固定することで、お腹への負担が軽減されます。

妊婦さんのシートベルトグッズ② シートベルト補助具

シートベルト補助具

座席への取り付けは簡単で、運転席や助手席、後部座席にも使用できます。

補助具の使用例

妊婦さんのお腹に負担をかけず、太ももでしっかりホールドします。

こちらはオーストラリアで開発されたマタニティ用シートベルト補助具です。シートのフック部分にお腹にかかるベルトを通し、太ももでホールドすることで、お腹を圧迫しません。

このように、妊婦さんにも安全に使用できるよう、様々なシートベルトの補助具が販売されています。

妊婦さんのシートベルトに関する声

それではここで、妊婦さんのシートベルトに関する声を見ていきたいと思います。妊婦さんがシートベルトをしていたら、していなかったら、の声を見ていきます。

妊婦さんのシートベルト装着

お腹が大きくなると運転は大変になります。

妊娠22週の妊婦さんがシートベルトをすることなく堤防道路を運転していました。そして、スピードの出し過ぎからハンドル操作を誤って、堤防道路から3m下の河川敷に転落してしまいました。
この車には5才の子供が同乗していました。チャイルドシートに座ってシートベルトもしっかりと着用していました。そのおかげか、お母さんがこんな重症な怪我をしたにもかかわらず、この子はかすり傷程度で入院すら必要ありませんでした。

出典:http://ameblo.jp

このお母さんは、大量の出血や輸血をし、死産という大きな代償を受けました。いずれにしてもこの妊婦さんがシートベルトさえしていればここまで重症な怪我をすることは無かったでしょう。

妊婦さんとシートベルト

赤ちゃんを守れるのはお母さんだけなのです。

妊娠35週で正面衝突事故に遭遇しました。
医学的には不全脾臓破裂を起こしましたが、シートベルトの「正しい」装着により、お腹の赤ちゃんはいたって元気でした。頭部・顔面も全くの無キズでした。

出典:http://www.maternity-seatbelt.jp

この妊婦さんは、事故の1か月後にごく普通の赤ちゃんを出産されました。

上記の事故例を見てみると、いかにシートベルトが必要なのかが分かります。

妊婦さんのシートベルトについてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、妊婦さんのシートベルトについてまとめました。
妊婦さんは法律上、規制されていなくても正しくシートベルトを装着することによって、大きなケガをすることが無くなるでしょう。
妊婦さんのシートベルト用にグッズもたくさん販売しているので、それらを使用し元気な赤ちゃんを産んでください。

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