高速道路はやっぱりETC!バイクにうれしいETC助成金のお話。
2016/01/06
h_matsu
社用で高速道路を通行した時など、ETCカードで支払いを行ったものの、精算のため領収書が必要なことがよくあります。ETCカードを使って高速道路を走行した時に領収書はもらえるのでしょうか?また、精算などで領収書が必要なときはどうすればよいのでしょうか?
皆さんも、すでにETCカードを使っていらっしゃる方が多いと思いますが、まだご使用になっていらっしゃらない方のために、ETCカードの仕組みについて簡単にご説明します。
ETCカードとは、高速料金を無人で支払いできるカード!
ETCとは、「ノンストップ自動料金収受システム」のことをいいます。
つまり、有料道路の料金所をノンストップで支払いができ、ゲートも通過できる長所があります。料金の支払いは後日まとめてカード会社へ支払います。
ETCカードにはさまざまな特典がある
ETCカード使用者には、「早朝・深夜割引」や、「マイレージサービス登録」など、さまざまな特典があります。
ETCカードを使うと、早朝や深夜に、通常の料金よりもお安い、割引料金で走行できる特典があります。
ETCマイレージサービスへ登録するとさらにお得!!
さらに、「ETCマイレージサービス」に登録しますと、「平日朝夕割引」なども適用され、さらにお得!
ETCカードで有料道路を走行すると、支払料金に応じてポイントが貯まり、そのポイントを有料道路走行料金に充当することができるんです!つまり、「無料」で高速道路を走行できることになります。
1.まずは「ETCカード」を手に入れましょう!
ETCを使うには、何はともあれ、「ETCカード」を入手しましょう。
ETCカードは、「クレジットカード」をお持ちの場合、クレジット会社で発行できる場合もあります。また、クレジットカードをお持ちでない場合でも、「ETCパーソナルカード」をお持ちいただけます。
2.続いて「ETC車載器」を入手!
先ほどの「ETCカード」に走行状況などを書き込むための「ETC車載器」を準備します。
ETC車載器にクルマの情報を覚えさせる、いわゆる「セットアップ」という作業も必要になりますが、「楽天」では、「セットアップ料金込み」の価格で販売されており、便利です。
3.最後は、クルマにETC車載器を取り付け!
2で準備したETC車載器をクルマに取り付け、配線を行う必要があります。
ETCカードが使えるまでにかかる費用とは、ETC車載器代金とセットアップ費用、クルマへの車載器取付代金となりますが、セットアップ込の車載器が6,000円として、取付費用が4,000~5,000円程度かかります。従いまして、合計で約10,000~11,000円程度、自分で車載器を取り付けると6,000円程度で済みます。
では、いよいよETC車載器にカードを挿入して有料道路を走行しますが、料金ゲート通過の際、「領収書」は発行されるのでしょうか?
1.ETC専用レーン通行では領収書は発行されません!
残念ながら、「ETC専用」と書かれている、無人通行ゲートの場合、「領収書」は発行されません。
この理由は、有料道路走行で支払った料金は、ETCカード所有者とクレジットカード会社の間で取引されるので、NEXCOなどの高速道路会社と運転者の間に直接お金のやりとりが無いためです。
インターネットで24時間プリントアウトが可能!
先ほど、ETCカード走行時には領収書が発行されないことをご説明しました。
しかし、社用車で高速道路走行など、後日精算のため領収書が必要になる場合が多々ありますね。
そこで、24時間対応可能な、「ETC利用照会サービス」を使って、利用明細をプリントアウトすれば、これが領収書の代わりとなるんです。
有人の一般料金所を賢く利用する!
ETCカードを使っても、領収書を受け取れる方法が1つあります!
まず、高速道路に入る際は、通常通り、無人の「ETC」専用レーンを通過します。出口では、「一般」と書かれている、有人の料金ゲートにクルマを進入させます。
料金所の担当の方にETCカードを手渡しします。担当者は、ETCカードで精算し、領収書を手渡してくれます。
前々章で、「ETC利用照会サービス」から利用明細が印刷でき、これが領収書の代わりになるとご説明しました。
1.カー用品店で領収書(利用明細)を印刷する!
実は、オートバックスなどの大手カー用品店で、ETCカードの領収書(利用明細)が印刷できるんです。
しかし、家にプリンターが無い場合や、会社に帰る前に領収書(利用明細)を印刷したいことがありますね。
他にも、高速道路のSAやPAに設置されている、卓上プリンターからも印刷できます。ただし、料金を精算する前には、もちろん印刷できませんのでご注意くださいね。
★注意事項!
・カー用品店などの卓上プリンターから印刷する場合は、ETCカードが必要になりますので、忘れずにお持ちくださいね。
2.最終兵器!車載プリンターを搭載する!
タクシーやバスが利用している、「車載プリンター」を利用することもできます。
タクシーやバスでは、お客様から高速道路走行時の領収書を求められることがあるので、写真の様な「車載プリンター」を搭載している場合があります。
車載プリンターは、ETCに接続して利用します。
プリンター本体は48,000円、ペーパーロールは10巻で6,200円です。
「デンソー」製のプリンターが有名で、ETC出口ゲート通過後、すぐに領収書を印刷できます。
先ほどの章でご説明した、ETC利用照会サービスなどから印刷した、「利用証明書」は、本当に「領収書」の代わりとして精算などに使えるのでしょうか?
国税局は「問題なし」と判断している!?
ETC利用照会サービスから印刷した「利用証明書」の有効性について、国土交通省は国税局に確認しています。
それによりますと、国税局は、「税務処理上問題が発生することはない」と回答しています。また、多くの企業でも「利用証明書」を「領収書」として認めています。
しかし、実際に「利用証明書」を「領収書」として代用できるかは、会社規定によるところもあるので、前もって会社に確認しておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
今回は、ETCカードを使った際の領収書の発行について、その方法をいろいろとご説明してまいりました。お役に立ちましたでしょうか?
ETCの無人ゲートからは「領収書」は発行されませんが、一般ゲートでは「領収書」がもらえたり、「ETC利用照会サービス」では、利用証明書をプリントアウトして、領収書の代わりになることもご理解いただけたと思います。
ETCをかしこく使って、高速料金を節約!
ETCカードを使うと、割引特典が受けられたり、マイレージサービスに登録すると、走行料金がお得になります。
これは、高速道路や有料道路を走ることの多い会社でも大変メリットは大きいと思います。
ETCカードにまつわる各種サービスを賢く利用して、経費を節約したいものですね。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局