知多半島をぐるり一周！潮風を感じるドライブに出かけましょう

知多半島は名古屋市の南に延びる、海に突き出した半島です。半島内には大府市・東海市・半田市・常滑市等、古くから産業が盛んな都市部と、美浜町・南知多町等の海水浴や観光地として栄える地域が混在しています。半島を縦断するのは、高速道路の知多半島道路です。また、半島を一周する形で国道247号線が走っています。交通の便が良いので、ドライブやツーリングに訪れる人が多い半島です。自転車での知多半島一周サイクリングも人気のようです。

今回ご紹介する知多半島ドライブは、半田市からスタートします。半田市は、平成27年度を「観光元年」と位置付け、半田市の歴史と共存する建物を続々とオープンさせています。車で周遊できる場所にある施設が多いので、ぜひ訪れてみてほしいスポットです。

知多半島道路半田中央ICから東へ10分ほどで、半田赤レンガ建物に到着します。明治31年にカブトビールの製造工場として建てられた建物を高度な技術で保存・復元したもので、平成27年7月に常設公開が実現しました。現在は国登録有形文化財に登録されていて、貴重な建築構造を見学することができます。館内には常設展示室があり、様々な企画展が開催される他、カブトビールが味わえるカフェやショップも併設されています。

半田市にはミツカンの本社があり、古くから酢の醸造地として栄えた土地でもあります。平成27年11月にはミツカンミュージアム（MIM）がオープンし、酢づくりの歴史や技術を学べる体験型博物館として人気を集めています。見学は事前予約制なので、ホームページ等でご確認くださいね。赤レンガ建物からは、車で5分ほどのドライブで到着します。

次は、自然を求めて知多半島を南下していきましょう。知多半島道路で一気に先を急ぐのもよし、国道247号線を使って、知多半島の町並みを眺めながらのんびりドライブを楽しむのもよし。きれいな海が目の前に見えてきますよ。

知多半島道路豊丘ICからすぐのところに、観光農園花ひろばがあります。四季を通して、季節の花々がいっぱいに広がります。秦基博さんの名曲「ひまわりの約束」のPVにも使われた花ひろば。入園料650円で、花ひろば内のお花を10本まで（ひまわりは5本）摘むことができますよ。野菜の直売やいちご狩りも楽しめる人気スポットです。

南知多町は知多半島の先端部分にあたり、海岸線に沿ってドライブすることができます。晴れた日は輝く海がまぶしいほど。そんなきれいな海を眺めながら食事ができるお店もたくさんあるので、こちらでランチにしてはいかがでしょうか。

大きなエビフライで有名な「まるは食堂」のマルハリゾートが三河湾・伊勢湾を一望できる南知多内海海岸にオープンした施設です。波をイメージした建物は、黒川紀章建築都市設計事務所がデザイン・設計を担当したとのこと。
手ぶらで楽しめるバーベキューガーデンは、海を眺めながら新鮮な食材を楽しめると大人気です。知多の食材をふんだんに使ったメニューを堪能できるダイニングもあり、日常を離れ、開放的な気分を味わえる人気スポットになっています。ドリンクだけの利用もできるので、知多半島ドライブの際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。

知多半島ドライブに来たら、豊浜漁港にある「豊浜魚ひろば」で名物のトロサバを購入してみては？豊浜魚ひろばの中には、市場食堂があります。とれたての新鮮な魚介類がお値打ち価格でいただけますよ。土日は行列ができるほどの人気店です。

続いては、知多半島の西海岸を北上するドライブコースです。左手に広がる雄大な海の景色を眺めながらのドライブは開放感に浸れますよ。

美浜町野間崎に建つ野間灯台（正式には野間埼灯台）は、知多半島ドライブに来たら外せないスポット。愛知県最古の野間灯台は、恋愛成就のジンクスがあり、多くのカップルが訪れることでも有名です。

食と健康の館は、美浜町の小野浦海岸にある、「自然との共生」・「食と健康」に関する情報発信をテーマとした新しい体験型観光・製塩施設です。特産品・農産物コーナーや、体験工房での塩づくり体験が人気を呼んでいます。ドライブの合間に一息つくのにぴったりな、美浜の塩を使ったソフトクリームがおいしいですよ。

この後は、常滑市に向かいます。常滑市は、知多半島で唯一、古くから窯業で栄えた町です。街中には今も窯やレンガ煙突が点在し、「やきもの散歩道」が整備されるなど、独特の雰囲気を醸し出しています。また、中部国際空港が開港して以来、大型商業施設が多く誘致され、現在では知多半島の中で最も活気ある市と言えるでしょう。知多半島ドライブの締めくくりに、ぜひ訪れてみてほしいスポットが満載です。

やきもの散歩道は、常滑市中心市街地の小高い丘にある散歩道です。出発点となる陶磁器会館でパンフレットをもらい、入り組んだ路地を散策します。散歩道の途中に文化財やギャラリーが点在し、カフェや雑貨店もたくさんあるので、迷路感覚で楽しめますよ。ドライブの途中に立ち寄るなら、Aコースがおすすめ。

INAXライブミュージアムは、「窯のある広場・資料館」「世界のタイル博物館」「陶楽工房」の文化施設に、「土・どろんこ館」「ものづくり工房」の体験施設、「建築陶器のはじまり館」を備えた、ものづくりの心を伝えるミュージアムとして人気を博しています。知多半島ドライブの思い出に、ミュージアムオリジナルグッズを購入してみては？

ドライブは楽しいですが、意外と肩や腰が疲れませんか？マーゴの湯は、2015年12月にオープンしたイオンモール常滑にある温泉施設です。草津温泉の成分を再現した硫黄の湯や、常滑焼の大きな壺を配置した壺湯など、12ものお風呂が楽しめます。りんくうビーチの潮風を感じながらお風呂に漬かると、知多半島ドライブの疲れが吹き飛びそうですね。

中部国際空港セントレアは、スカイデッキから飛行機の出発準備の様子や離発着が自由に見学できます。伊勢湾に夕陽が沈む夕暮れ時は、特に美しいですよ。飛行機を眺めながら食事ができるレストランもあるので、知多半島ドライブのディナーにいかがでしょうか？

知多半島ドライブコースをご紹介してきましたが、いかがでしたか？これからの季節、潮風を感じながら走る知多半島ドライブは気分も盛り上がりそう！駐車場が完備された施設が多いので、安心してドライブが楽しめます。今回ご紹介した以外にも、知多半島には見どころがいっぱい。暖かくなったら、ぜひ知多半島ドライブにお出かけください！